2019.6.24(月) 最終更新日2019.6.24 20:37
電器屋さんの仕入について考える
どこから仕入をするか考える
例)主な仕入ルート
メーカーから仕入れをする
パナソニックのお店、日立のお店、三菱のお店、東芝のお店、シャープのお店、ソニーのお店など、昔からよくある形態の街の電器屋さんはメーカーから直接仕入れができるというイメージがしますが、ほとんどのお店はメーカーのグループ会社や関連会社から仕入れをすることになります(メーカーは会社が大きすぎて関連会社がたくさんあります)
例えば、家電量販店、ホームセンター、ネット通販、修理部門、工事部門などがそれぞれ別のグループ会社で営業をしている的な感じです。
メーカー系列のお店のメリットは、チラシや記念品(ノベルティ)販促物が使える、受発注システムなど運営の支援が受けられる、販売ノウハウなど各種情報を入手できる、新製品や修理技術などの勉強会に参加できる、成績が良かったお店は表彰が受けられるなどが挙げられます。
デメリットは仕入価格がちょっとだけお高いのと、当然ですがそのメーカーの商品しか仕入ることができないということです。
卸問屋
全ての商品とまではいきませんが仕入価格がわりと安めです。
近くに営業所があって、ある程度の在庫をしていれば急ぐ時に取りに行ったり、届けてもらったりすることができます。
取り扱いメーカーが多いので色んな商品を取り寄せることができますが、その分アフターサービスがちょっと心配になります。
FC(フランチャイズ)・VC(ボランタリーチェーン)
電器屋さんのFC・VCはコンビニなど他の業種の形態とちょっと違うような気がします。
会費を払って加盟店になることで本部から商品を仕入られるようになるところまでは一緒かもしれませんが、屋号や看板を統一させなければならないとか、ノルマを与えられるとかのしばりはありません(中にはあるところもあるかもしれませんが)
でも仕入れがあっても無くても同じ会費を支払うというところが考えどころですね。
建材屋さん
電器屋さんでもリフォームやエアコンや温水器などの設備系が得意で建材屋(電材屋、管材屋)さんと取引をしているお店はそちらのルートから仕入れをしているお店もあります(価格は定価に対して何掛の世界で品物によってはかなりの割引で仕入れることができます)
こちらもアフターサービスがちょっと心配な気もします。
ネット通販
いわゆる「せどり」です。
ネット通販はぼくたちの仕入価格もしくはそれ以下で普通に販売されていることも少なくはありません。
それでも、取り付けをしたり、使い方の説明をしたり、アフターサービスをつけるなど、付加価値をつけてお客さまにご提供しているので「せどり」とはちょっと意味合いが違うと思います。
取引の割合はお店によってさまざま
「仕入れ先を一社に統一しているお店」「仕入先を分散させているお店」当然ですがそのお店によって方針が違います。
ぼくは分散派で値段、納期、その他の条件が良いところから仕入れるようにしています。でも、仕入額がたくさんあるお店なら一社に絞ったほうがよいかも知れませんね(そうなれるようにがんばろう)
おわりに
なんだか歯切れのよくない感じになってしまいましたが、これ以上深掘りしないほうがよさそうです。
メーカーからの商品は丁寧に扱われているせいか梱包材の傷みも少ないような気がします(個人の感想)