2019.7.8(月) 最終更新日2020.3.20 11:24
オフシーズンのうちに石油ストーブの分解掃除をしておきましょう。
石油ストーブの分解掃除はオフシーズンのうちに済ませましょう。

分解掃除できあがり
石油ストーブ分解掃除シーズン到来か
暖房器具のオフシーズンはとっくに迎えているはずなのですが、どういうわけか今年は7月に入ってもまだ朝晩の気温が低い日もあって、人によっては「少し肌寒い感じがするからもうちょっと暖房機を使っていたい」という方もいらっしゃるほどです。
それでも「早め早めに石油ストーブのメンテナンスをしておきたい」という方もいらっしゃるので順次お預かりをして対応をさせて頂いています。
石油ストーブの標準的な作業工程
- 本体内部のホコリ除去
- 外装部分の掃除
- 燃焼部の中の燃えカス(カーボン)除去と清掃
- 燃焼リングや燃焼筒は劣化(変形)していたら交換
- ノズルパイプの点検
- 放熱部の塗装
- ガラスを磨く
- 熱交換器の清掃(床暖内蔵タイプ)
- 灯油ポンプの点検
思いつくだけでこれだけの工程がありました(抜けていたらごめんなさい)

小型ストーブ
こちらは小型の石油ストーブです(ちょうど奥には完成品が見えています)
部品が揃ったら組み立てしていきます。

ガラス磨き、塗装、部品交換

交換した部品
こちらは交換した部品です(このストーブのものじゃないかもですが)かなり劣化していますね。
日にちに余裕を持って予約をしましょう
すぐにできそうなイメージがあるかも知れませんが、それなりに時間と手間がかかりますし、部品を取り寄せるのに日にちがかかる場合もあります。
ですので石油ストーブの分解掃除を依頼する際にはシーズンオフの時期でなおかつ日にちに余裕を持っておきましょう。
ちなみにポット式と呼ばれている一般的な石油ストーブの場合は2〜3年おきに分解掃除をするのがベストかと思います。
石油ストーブの部品代が値上がりしています。
石油ストーブの分解掃除に使うメンテナンス部品においても2〜3年前ぐらい前からしれっと値上げをしています。
それによって石油ストーブの分解掃除料金も値上がりする傾向にあります。(企業努力でお値段据え置きという業者さんもいるかと思いますが)
原材料が高騰しているのか、輸送費が値上がりしているのか、部品の維持管理に費用がかかるのか、それとも人件費なのか、原因は定かではありません(本意ではありませんがこれも時代の流れなので仕方がないとしておきましょう)
おわりに
これから本格的な夏を迎えると言うのに、寒い冬のことを考えたくはありませんが、北海道の寒い冬を乗り切るためにも、石油ストーブなど暖房器具のメンテナンスのことも考えていきましょう。