2019.11.21(木) 最終更新日2020.10.16 16:58
石油ストーブに灯油を注ぐ
ストーブが点かない理由は意外と灯油かも
先月に取り付けたばかりのFF式石油ストーブが「エラー表示をして運転停止する」
しかも「電源スイッチを入れなしで復帰する」
そしてまた「しばらくの間は正常に運転ができる」
でも「ある程度時間が経つとエラー表示をして運転停止」を繰り返すという事態に陥ってしまいました。
捜索範囲を広げる
石油ストーブなので考えられる原因としては、給気、排気、灯油、機器の故障のどれかになりますね(いちおう電気も)
石油ストーブがエラー表示をして運転停止をすると、真っ先に「機器が故障したのではないか」考えがちですが、ここはあえて「設置環境」まで捜査範囲を広げていったほうが、逆に解決への近道になることもあります。
とくにご新規のお客様のところへお伺いした際には、設置環境を念入りに調査してからの(お見積り、取付設置、工事、修理など)作業を開始していかなくてはなりませんね。
そして今回もいろいろと複雑なことを考えながら調査しましたが、結局のことろ「灯油経路の不具合というシンプルな結論に至りました。
川の流れのように
灯油も電気も水道も、分岐をすればするほどに、流れが遅くなったり、止まったりしやすくなります(今回もそれが原因でした)
分岐するのはよいのですが、どこの経路でも「流れが均等」かつ「必要な流量を確保」できていなければなりません。
常に症状が現れたほうがわかりやすい
やっぱり「なったり」「ならなかったり」する原因を調べるのはけっこう大変ですね。
また、ストーブによっては「給油エラー」など細かな詳細をを表示してくれる機種もありますし、ざっくりとしたエラー表示しかしない機種もあります。
ちなみに、今回のストーブは「給油エラー」の項目がなかったので、けっこう手古摺ることになりましたが、それを抜きにしても、迅速に対処できるような知識と経験を身につけておかなくてはなりませんね(日々精進です)
おわりに
ストーブに関しては「火に油を注ぐ」べきなのでありますので、
- 灯油タンクと石油ストーブとの落差(高低差)
- オイルサーバーの有無と兼ね合い
石油ストーブの新設もしくは取り替えるときに、まずここから確認していったほうがよさそうです(今日の教訓)
おまけに
北海道はみんなこれです。
灯油が400〜500ℓ入ります。
ちなみに
とくに図にすることもなかったのですが、あえてしてみました。