2019.11.27(水) 最終更新日2019.11.27 20:49
FF式ストーブを取り付ける
FF式ストーブを取り付ける時に気おつけたいこと
昨日に引き続きまして今日も石油ストーブのお話です(暖房シーズンが始まったばかりなので)でも今回は、灯油を燃焼させているけど室内はクリーンな「FF式ストーブ」についてです。
給気は外から排気は外へ
FF式ストーブ灯油を燃やしたときに出る水蒸気も排気と一緒に外に出します。
なので取付するには工事が必要になります(壁に穴を開けたりもします)
当然ですが据置型なので持ち運びはできません。
FF式ストーブを設置する
まずはストーブの取り付けする場所を決めて給排気筒を取り付けしていきます(新設の場合は壁に穴を開けるところから)
給排気筒の取り付け
給排気筒の内側を取り付けてしているところです。
(作業が早すぎて写真がちょとブレています)

排気筒を素早く取り付ける
そして一旦外に出て外側の給排気筒を取り付けします。
先端の細い管から排気をして奥側の円筒部分の隙間から給気します。

給排気筒
こちらは映えを狙いです。

こちらも給気筒
給排気筒の取付位置
排気筒のすぐ側にストーブを設置できるような場合は、同梱されている部材で取り付けすることができます(標準設置)
そして、排気筒から離れたところにストーブを設置する場合は、給排気管を延長して取り付けしなければなりません。
また、「給排気筒が雪に埋まってしまうと大変だ」とうことで、あえて高さを上げて取り付ける場合も多くございます(暴風雪に備えてです)
延長管を使う
室内側は給気管と排気管とが別々になっています。
ストーブ本体よりもちょっと上のところに給排気筒がありますが、これでも延長管を使って取り付けしています(付属の部材が微妙に届かなかったパターン)

FFストーブ取り付け
給排気筒の穴の位置はストーブによっていろいろ
このようにして、買い替えなどで「既存のストーブの穴をそのまま使う」場合は、かなりの確率で延長管が必要になります。
メーカーと製品によって配管の太さ(延長管径)が異なる
給気管と排気管はメーカーと製品によって規格が異なります(統一してくれたらいいのに)

延長管
ストッパーリング、断熱カバー、固定金具も忘れずに…
壁貫通穴径
さらには壁に開ける穴の大きさ「壁貫通穴径」もまちまちです。
壁の厚さもチェック
壁が薄すぎたり、厚すぎたりすると、スペーサーやアダプターといった部材を別途用意することもあります。
あとは油と電気と信号
- 灯油ホース
灯油コックからストーブまでの間にゴムホースを接続していきます。
- 排気管抜け検知リード線
排気管が外れた時に緊急停止させるため給排気筒に信号線を接続します(こちらも長さが足りない場合は専用の延長コードを使って接続します)
- 電源コンセント
最後に電源コンセントをつないで試運転です。
(現場によってやりやすい順番で取り付けしていきます)
おわりに
「部材一つ足りないがために取り付けることができない」
これだけは避けたい…
おまけに
それにしてもここに出てくる写真はサンポットのゼータス率が高めですね。

サンポットゼータス