2019.5.1(水) 最終更新日2020.3.20 13:20
初めは電球一灯のつもりが気がつけばたくさん
最初は一灯のつもりだったのに気がつけばタコ足
物置や車庫で電気を使いたい
「外の物置で電気を使いたいから配線してほしい」というご要望が多く寄せられます。
手っ取り早く住宅のコンセントから分岐させて土の中に埋めたり宙を這わせたりすればよいのではないかと簡単に考えがちですが、そういうわけにもいかなさそうです。
配線が屋内から一旦屋外に出る場合は、いくら距離が近くても専用の電線と部材を使って工事をしなければなりませんので市販の電線を使うとNGとなります。そしてこの屋外用の電線は電力会社指定の電気工事屋さんじゃないと扱えないことになっています。
正規のやり方ではないオリジナルの方法で配線されていると、電気保安協会が点検に見回っている際に指摘されることもありますし、それよりも何よりも事故になっては大変ですので、多少の費用はかかりますが正規のやり方で配線してもらうようにしましょう。
物置や車庫で使いたいもの
テレビ、ラジオ
倉庫で何か作業をする時に何も音がなくシーンとしたところよりもテレビやラジオを見ながら聴きながらの方が楽しいですよね(むしろないと寂しい)
釣り、山菜採り
釣りや山菜採りが好きな方は自分でとってきた魚や山菜を冷凍保存しておくための冷凍庫を倉庫に置いているという方もけっこういらっしゃいます(ご当地ならではのことかも知れませんが)
焼肉
外の物置や車庫の中で焼肉をされる方も多くいらっしゃいます。雨が降ってもできるのがいいですよね。ここでもやっぱり照明、冷蔵庫、テレビまたはラジオを備えておきたいところです。
車、バイク
車、バイク、日曜大工(DIY)が好きな方は電動工具を使うためにコンセントがあると便利です。
あるある
一番最初は明かりが欲しいということで照明だけ点けばいいということで照明器具を取り付けますが、倉庫の中が明るくなってくると、その中で何かができるというようになり、コンセントも次第に増えていきます。とくに男性の方は秘密基地的な場所が好きなので、物置として使うはずだったはずなのに気がつけば趣味部屋にまで発展していたなんていうこともあったりします。
おわりに
普段はあまり使わない、たまに使う程度なので、あまりお金をかけないように、できれば自分でDIYをしたいという気持ちもわかりますが、外の物置や車庫のような普段あまり目の届かない所で何かトラブルが発生した場合に「気づくのが遅れて被害が拡大する」ということも考えられるので、先ほどお伝えしたように多少費用はかかったとしても専門の業者に電気工事を依頼することをおすすめいたします。
おまけに
こちらは農作業の現場です。ビニルハウスの中にブレーカーを設けて電源(100V)コンセントを取り付けしています。場合によっては電柱を建てたりすることもあります。
最近のスーパーハウスは、分電盤、コンセント、換気扇、照明器具が備え付けになっています。この場合の電源引き込み工事も正規のやり方できっちしとしなければなりません。