2019.6.19(水) 最終更新日2020.5.26 17:07
エアコンフレア加工にかける想い
家庭用ルームエアコンのフレア加工にかける想い
はじめに、専門的なことは他のブログや動画をご覧下さい(笑)
皆さんご存知のとおりエアコン工事は専用部材と専用工具が多いこととエアコンの知識に加えて住宅の知識も必要になるので「今すぐ簡単に取り付ける」というわけにはいきません(簡単に取り付けできると思っている方もたまにいらっしゃいますが)
エアコンだけに限らず設備系の工事は一旦完成してしまうと見た目だけでは良し悪しの判断がつきにくいので(仕上がりが残念な場合はちょっと置いといて)どこで買うかというよりも「誰が工事をするのか」というほうが大事なポイントになってくるのではないでしょうか。
フレア一つをとっても
室内機と室外機をつなぐ銅管の接続加工(フレア加工)は室内機と室外機の間を行ったり来たりするガスの通り道になる部分を作る工程です。当たり前のことなのですがきちんと加工しないとガス漏れが発生してしまいます。
加工した部分に「キズが入っていないか」「肉厚が十分にあるかどうか」
ガス漏れは発見しにくい
もちろん取り付けが完成して最後の試運転のときにガス漏れの点検は行いますが、微量なガス漏れはわかりづらいために取り付けした直後に発見できなかったということがあります。
そして後になってから、数年後に冷えが鈍くなったので点検したところ施工不良だったことが判明したという事例もあります。
そういうこともあって、ぼくたちのような電器屋をはじめとする取付業者は後々のトラブルを避けるためフレア加工の工程ではとくに神経を使っていると思います。
職人の並々ならぬ思い入れ
基本的な流れはだいたい同じでも使用する工具や細かな手順はそれぞれ「こだわり」があるので完全マニュアル化するのは難しい作業です。
ガス漏れなど工事に不備がないのはもちろんのことですが、それにプラスして時短、効率よく、キレイに仕上げたいという思いで仕事に取り組んでいると思います。
とうわけで新しいフレアツール買いましたよ
BBK 700-DPC
今回は電気ドライバーを使って加工できるタイプにしました。
今まではTSCOのを使っていました。
時には思いきって冒険してみます。
試しに使ってみましたが、もちろんキズもなくキレイに加工できました。
そして、銅管をセットするためのガイド機能が付いているので肉厚も口径も適正な寸法になりました。