2019.7.4(木) 最終更新日2020.3.20 11:24
温水洗浄便座を取り付ける(北海道編)
温水洗浄便座を取り付ける時は
トイレの給水管を確認する(タンク式トイレ)
ご当地北海道のトイレは給水管の凍結防止を防止するために専用の止水栓が付いているのがほとんどです。
そのため給水管は「止水栓給水L管」と呼ばれるものが床から立ち上がっていて便器本体に接続されています。
基本的には給水も排水も床下配管ですので本州のように壁の中に隠ぺい配管をするということはあまりしません。
ですので温水洗浄便座の付属の部材だけでは取り付けできないという事態が起こりうるのです。
でも最近は住宅の気密性がよくなっているので本州スタイルのような配管方式で施工されているところもあったりします。
便器の給水管を分岐させる
パイプカット(給水管の長さ調整)
給水管の接続部分を分岐させて温水洗浄便座のほうにも給水させていくことになるのですが、先ほど登場してきた「止水栓給水L管」の場合、分岐金具を取り付けた分だけ給水管をカットしなければならない場合がありますので「パイプカッター」を準備しておきましょう。
止水管パッキンセットを用意しておく
劣化しているパッキンをそのまま使うと水漏れが起きやすいので新しいパッキンに取り替えておきます。
あれ、今回は横からの配管でした。
でも、いつものパターンと一緒です。
補足
便器本体側で分岐させているのをたまに見かけることがありますが、付属の給水ホースの長さが足りなくてきっちり納まらない場合があることと、ホースはなるべく目立たないようにしたいという見た目てきなこともありますので、ぼくの場合はなるべく床の立ち上げ部分で分岐させるようにしています。
そして今回は「止水栓給水L管」を中心にお話ししていますので「ウォシュレット一体型」や「タンクレストイレ」はこの限りではございません。さらには止水栓の有無や種類によっても取り付け方法は変わります。
おわりに
「温水洗浄便座「と「ウォシュレット」と「シャワートイレ」と「トワレ」とメーカーによって呼び方が違うのですが、世間一般的に広く知られているのはTOTOさんの「ウォシュレット」もしくはLIXILさんのシャワートイレでしょうか。なるべくなら統一してほしいですね。(温水洗浄便座っていうのもちょっとおカタイですね)
おまけに
本体に付属している部材で間に合うようなパターンなら一般ユーザーの方でも取り付け可能だとは思います。
でもやはりここは専門業者の方に取り付けを頼んだほうが良さそうですね。
ホームセンターや家電量販店でお持ち帰りしてきたであろう「温水洗浄便座」を持ち運んでいる一般のお客さま見ると正直「取り付け大丈夫かな」と心配になります。(爆買いの外国人の方はなおさら)