2019.10.31(木) 最終更新日2020.3.19 15:31
アンテナの近くまでズームイン
アンテナが傾いているのを直したい
アンテナが斜めっている
「アンテナがけっこう傾いてきているから倒れないうちに直しておきたい」ということで現地調査に行ってまいりました。
今回は「テレビが映らない」とか「映像が乱れる」とか…ではありませんので、アンテナまわりの工事を中心に調査をしていきます。
アンテナを移動させたほうがいいかも
現状では突き出し金具が使われています
このやり方をするのは北海道だけかもしれませんが、一般の住宅にアンテアを取り付けする場合は、破風板のところに突き出し金具で固定していくのが標準的な工事方法になります(本州ではあまりみかけたことがありません)
でもこちらの場合は破風板の幅も狭くて強度が心配なので、他の場所に取り付ける方法を考えたほうがよさそうです。
集合煙突に取り付けしてほしい
お客さまも希望されていることもあって、今回は「集合煙突に専用の金具を取り付ける」という方法で話を進めていきたいと思います。
この「集合煙突金具」は最近あまり使うことがなく、品番や値段などの記憶がかなり曖昧だったので、改めて調べ直しです(けっこういい値段します)
それから、アンテナをコンパクトなもの(小さめのもの)にするという方法もありますが、こちらの地域の受信状況を考えると、アンテナの性能(受信感度)と取付位置(高さ)を重視したほうがよさそうです。
これが集合煙突金具(CM600K14)です
奇跡的に在庫がありました。でもこれだけ見ても何だかわかりませんね…。
でも今はまだお見積の段階なので、もし発注をいただけたなら、施工後の報告もさせていただきますね。(いただけなかったらごめんなさい)
アンテナの下に付いているのは何?
それからもう一つ気になる点がございまして、アンテナの下に付いているのはなんだろう(赤い部品のようなもの)ということです。
もしも、ブースターがあったとしたら、工事の内容も、見積の金額も、大きく変わってしまうので、こちらも合わせてチェックしていきましょう。
屋根に上がって確かめればよいのでしょうが、ここはいっちょデジカメで寄ってみます(アンテナにズームイン)
このミキサー昔のアナログ放送だった時にUHFとVHFを混合するための部品なので、今はもう必要ありません。
ちなみになんですが、ブースターが設置されているとしたら、屋内側に電源部があるはずなので、そちらを探すという方法もあります。
さらになんですが、アンテナが正常に機能しているとはいえ、だいぶ老朽化しているので、こちらも一式新しくしておいたほうがよさそうです。
おわりに
ただ「アンテナが斜めっている」っていうだけで「ここまで深く考えることもないんじゃない」的な感じになるかもしれませんが、たぶん、同じやり方でやっても、またすぐに斜めってくると思ったので、念のためご説明をさせていただきました。
追記
そして翌日
実際に近くで見てみたところ、やっぱり今の場所に取り付けしたほうがよいと判断し、急遽予定を変更して工事を行いました。
アンテナも軽くなりましたし、ポールを短くしても問題なさそうです(破風板に金具を取り付けても大丈夫そうだし)
おすすめ
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