2020.5.12(火) 最終更新日2020.10.16 16:41
テレビが5年も経たないうちに壊れた
テレビが5年以内に故障した
家電製品を購入したなら「せめて10年は使いたい」というのが、お客さまの感覚としてあるのではないでしょうか。
とくに、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの大型家電と言われているものはなおさらのことと思います。
テレビのお問い合わせ
テレビの故障でメーカーに出張修理を依頼したら「修理代が高額になるので買い替えを提案された」とのことで、その後、当店が引き継ぐ形でご相談を承ることになりました。
…で結局は「修理代に少し足したら新しいのが買える」ということで、テレビを買い替えていただけることになりました(でもなんか…ですね)
念のためテレビの裏カバーを開けてみる
YouTubeでやっているような「ジャンク品を修理する」動画みたいに、簡単に直せないかと、分解をして診たものの、やっぱり無理みたいです。
やるだけやってみよう
だめもとで裏カバーを取り外して診てみまます。
基板をみてみる
基板はこれだけかな…
見た感じ基盤が4枚しかありません。
裏面に2枚と、底面に2枚と…
早くも撤収(笑)
画面の枠を取り外したら、この超薄い基盤を取り出すことができます。
だけれど、取り出したところで、どうにもならないと判断して今回は諦めます。
もし、修理するとなると、この基盤4枚のうちのいずれか、もしくは液晶パネルの「部品交換」になります。
そしてこの4〜5点という少ない部品で構成されているとなると、その一点一点のどれもが重要な部品になるので、部品代もそれなりになりそうな感じがします(やっぱりだめだった…)
修理マニュアルがあればさらによし
そのメーカーの専門店、もしくは、メーカーの修理部門の方は、修理マニュアル(非公開)をみることができるので、より正確に故障診断ができます。
なので「故障内容を聞いただけ」「エラー表示を見ただけ」ですぐに判断がつくので、お客さまからすると「ほんとうに?」と思うかもしれませんが…
先ほど申し上げたとおり、メーカーの修理部門の方が高額修理と判断したのなら、きっとそうなのですね(いまさら)
おわりに
そんなこんなで、最近の家電製品は「目視点検だけで修理する」というのはちょっと難しいかもしれません。
家電製品の修理でもなんでも「技術」と「情報」と両方を兼ね備えていなければならないということなのですね。