2020.5.23(土) 最終更新日2020.5.24 16:13
電源コードは修理しません
電源コードは修理しないほうがいいですよ
電気製品の本体はなんともないのだけれど、電源コードが断線もしくは接触不良で、使えなくなれば、「線を切ってつなげば簡単に直せるだろう」と思われる方も少なくないのではないでしょうか。
でも確かに、修理するのは、それほど難しいことではないけれど、その後の安全性のことを考え、ここはひとつ、新しいコードに取り替えておくべきだと思います。
よく修理に持ち込まれるもの
- 電動工具
- ドライヤー
- マッサージ機(小型のもの)
- ゲーム機のアダプター
- 掃除機
- その他
小型で持ち運びができる製品が多いですね。
知らず知らずのうちに「引っ張ったり」「折り曲げたり」を繰り返されているのでしょうねきっと…
利便性より安全性
補修用の「電源コードや電源プラグは、市販でもたくさん売られているので、コードやプラグなどの材料費だけで考えると、数百円ほどで修理することができます。
例えばこういうのとか…
こういうの
…で、もちろん正規に修理をする場合は、それでは済みません。
でも、安全性を考えると多少お金がかかっても、正規に修理することを強めにおすすめしています。
細いコードほど要注意ですぞよ
電気のコードをつなぐということは、そこでまた新たな抵抗がかかり、場合によっては熱を持ったりもします(ショートしたり発火したりしては大変)
また、コードは細ければ細いほど抵抗がかかりやすいので、それを自らの手で加工するのは、やめておきましょう。
太ければ太いほど要注意ですぞよ
ちなみに電気のコードがそこそこ太めでも、それだけ大きな電気が流れるということなので、いずれにしても「セルフジャッジ」「セルフ修理」はやめておきましょう。
例)首にかけるタイプのマッサージ機
電源アダプターの接触不良
小型のマッサージ機のアダプター接続部分が接触不良で「動いたり動かなかったりする」ということで、修理に持ち込まれました。
接続部の差し込みをクネクネさせたら動きだすので、断線している部分はだいたいわかってはいるけれど、完成品であるアダプターを補修するようなことはしませんでした。
こちらのアダプターの差し込みが接触不良で使えなくなってしまいました。
ご提案
メーカー(販売元)に問い合わせをして、新しいアダプターを購入する。
馴染みのお客様ということもあって、今回は特別に、ぼくがお取り寄せのお手伝いをさせていただくことになりました。
アダプター自体はそうでもないけれど、北海道は送料がちょっとで…さらに代引手数料もあって、けっこうな金額となってしまいました(お客様には事前にお知らせをして了承をいただいております)
おわりに
値段の高い安いの感覚は、人それぞれ違うけれど「これで安心して使えるなら安いものだ」…ということにしておきましょう。
漏電、感電、発火、発煙、火事、親父に注意です(オヤジギャグ)