2018.9.10(月) 最終更新日2020.1.2 13:23
停電の教訓を生かすために
北海道地震
2018年9月6日未明に北海道胆振地方を震源とする最大震度7の地震が発生しました。
同じ北海道内でもここ美幌町からは約300km以上離れています。
ぼくらの住んでいる美幌町では地震の揺れはそれほどでもありませんでしたが北海道全域にわたる停電の影響でプチパニック状態でした。
停電にはなっているものの建物の倒壊や土砂崩れの危険性は低く水道も通常どおり使える状況でしたので震源地付近の被害が大きい地域の方に比べればまだよいほうだったと思います。
電気がないと石油機器(ストーブ、ボイラー)なども使えなくなってしまいます。「真冬に停電になったら」と考えるとぞっとします。
停電の教訓を生かす
電気は貯めることができない(基本的に)
ぼくたちが普段生活するのに十分な電気を貯めておくことは今のところ不可能です。
電力会社は「みんなが使う分だけ発電している」今回の災害で改めて実感しました。
一旦そのバランスが崩れると復旧するのに時間がかかるということがわかりました。(今さらですが…)
今後また電気の「需要と供給のバランス」がとれないようであれば停電または計画停電をする可能性もあるとも言われています。
停電の影響はトイレにも
断水にならなければトイレは正常に使えるはずなのですが、最近のトイレ(一部の種類)は便器の水を流すのにも電気を使います。
全自動お掃除トイレ
TOTOのネオレストやパナソニックのアラウーノなど全自動お掃除トイレは停電になると通常のリモコン操作が効かなくなりますので自動でお掃除どころか便器の水を流すこともできません。
その場合は停電時の応急対応(手動)で使うことになります。
当然ですが温水洗浄便座(ウォシュレット)の機能は電気がないと使用できません。
美幌町も現在停電中です。トイレが #アラウーノ の場合は右側のカバーを取り外すと(マジックテープなので引っ張ったら外れます)中にハンドルがありますので、そちらを回すと水が流れます。流した後はハンドルを元の位置に戻してからバケツで便器に水を入れましょう。 pic.twitter.com/mLQmH8Jptv
— でんきの御用聞き ようでん田中祐次 (@tanakayoden) September 5, 2018
こんなにたくさんの方々に見てもらえるのなら、もっとちゃんとした写真にすればよかった。コメントも然り。
情報がないというだけで不安
固定電話にしても携帯電話にしてもやはり電気がないと通信ができません(昔の黒電話など例外あり)
携帯電話のバッテリー残量があったとしても場所によっては停電の影響で圏外になることがあります。
(このことも今回の震災で知りました)
やはり停電時に頼りになるのはラジオ
普段はテレビやインターネットでいつでもどこでも気軽に自分の好きな情報を得ることができます。
これだけ情報で溢れた日常生活に慣れているといざ「スマホ(携帯)やパソコンが使えない」「テレビが見られない」となるととても不安になります。
とりあえず何でもいいから今の状況が知りたい。音が何もなくて「シーン」とするのも耐えられない。
普段あまり聞くことのない(個人差あり)ラジオに頼るしかありません。
停電時に活躍する電気製品
- 停電でも携帯電話が充電できる何か
- 手回し式で発電するラジオ(携帯電話も充電できる)
- 電池式ラジオ(乾電池の確保が必要)
- 懐中電灯(乾電池の確保が必要)
- 携帯用ウォシュレット(乾電池の確保が必要)
ちなみにぼくはノートパソコンでスマホを充電していました。
やはり電池を確保することが重要です。
ライフラインのありがたみが身にしみて感じる
ぼくたちの住んでいる網走地区では物流が一部(当店の商品も含む)滞っていてまだ完全に日常の生活に戻ったとは言えません。
とはいえ未だに停電や断水が復旧していない地域もあるようです。贅沢は言っている場合ではありませんね。
おわりに
これからは災害時の対策をもっとちゃんとしていきたいと思います。
みんな支え合って生きている
おかげさまで