2019.2.1(金) 最終更新日2021.4.7 19:40
4Kチューナー内蔵テレビの配線
4K8K放送
出始は何かとあたふたするもの
「せっかく4K内蔵のテレビを買ったからにはテレビを存分に楽しみたい」
エンドユーザーさまはあまり気にすることではないのですが、4K8Kテレビを設置する側からすると、BSアンテナ関連のちょっとした知識を勉強しなければなりません。基本的には今まで(デジタル放送)と変わらないのですが「線の繋ぎ方」がちょっとだけ変わっています。そしてその「ちょっとしたこと」でけっこうどハマりすることがあるので注意が必要です。
レコーダーの出力
通常、レコーダーがある場合はまずアンテナからきている線をレコーダーのアンテナ入力端子に繋ぎます。そしてレコーダーの出力の端子からテレビのアンテナ入力端子に接続します。
レコーダーの「送り」の端子を使うことでレコーダーとテレビがそれぞれテレビの電波(地デジ、BS、CS)を受信することができます。
今まではこの「送り」の接続方法でよかったのですが、4K8K放送の場合はちょっと気をつけなければなりません。
それはレコーダーの送りの端子を使うのではなく「分配器」という機器を使ってテレビとレコーダーそれぞれの端子に接続をするという方法です。
理屈的には同じことのように思うのですが、こうしておかないと後々不具合が起こることがあるそうです。
(このことは全国の電器屋さんがFacebookで発信していたのを何回も見ていたにもかかわらずどハマりしてしましました)
最近はどれも4K対応になっています(もしくは4K8K対応)
4K8K対応機器
できれば分配器のような機器類も「4K8K対応」のものにしましょう。
それからレコーダーからテレビに映像と音声と制御信号をやりとりする「HDMIケーブル」も4K8Kに対応しているものを使いましょう。
そう言いつつも今までのやり方でも正常に映ることもあります。もし現状のままテレビを入れ替えただけで4K放送が受信できたらラッキーということになります。
(レコーダーがない場合はそのまま接続でOKです)
HDMIケーブルの長さは1.5mぐらいあったら安心です。
4K8K対応アンテナ
4K8K対応のアンテナじゃないと受信できない放送があります。
CS放送を含めた「衛星放送全チャンネル」を見るためには4K8Kに対応したBSアンテナに交換しなければなりません。(場合によっては関連機器の交換も必要になることがあります)ちなみに「地デジ」は今までどおりにご覧いただけます。
あとは検索してみる
さらに詳しく調べたい方は「4K放送 レコーダー 配線」などで検索してみましょう。図解で詳しく説明されているサイトがたくさんでてきます。
(とりあえず4Kテレビの配線の件はここまで…)
どんな線でも切れたらおしまい
屋根の上に線(ケーブル)を置かないようにしましょう。
屋根の上の雪や氷が滑り落ちるときにアンテナの線も一緒に引っ張られて線が切れてしまいます。
配線が雪に引っ張られています。
いつ断線してもおかしくない状態です。
ちょっと遠回りになりますが屋根に線が乗らないように配線を引き回していきます。
夏場に工事をするときは見落としがちになるかもしれませんが、アンテナ(エアコンもまた然り)の工事をするときは冬場の雪や氷の影響も考えながら計画していかなければなりません。
おわりに
今はもう見られない「アナログ」放送のボタンがついているテレビのリモコンから
「4K」ボタンがついたテレビのリモコンへと…
「アプリ」とか「Netflix」とかいうボタンも増えています。
おわりに
そして薄々気づいていらっしゃるかと思いますが、設置後の4Kテレビの画像はございません(またしても撮るの忘れました)
なので、ビフォーアフターならず(ビフォービフォー)
おまけに
最近のテレビはアンテナの電波を利用しながら日々アップデートを繰り返しているので、主電源はそのまま切らずに、テレビを見るときは「リモコンの電源ボタンで入り切りする」ことをおすすめします。
例えば
プログラムに不具合があった時は自動でアップデートして修正をしていきます(パソコンみたいに)
ですので、4Kテレビを購入した直後(まだ旧バージョンのままの状態)だと、時々映像が乱れるなど、不具合が発生することがあるそうです。
でもこの場合はアップデートが完成すると不具合も解消されて正常に戻ります。
ちなみに「4K放送の映像の乱れ」は、テレビのバージョンアップ(アップデート)で解決することもありますし、アンテナ設備のどこかが原因してということもあるので、原因の特定はけっこう大変かもです。
アンテナケーブルの点検もお忘れなく…
それではおのおの抜かりなく