2019.3.21(木) 最終更新日2020.5.25 10:48
炊飯器のふたが開かない
炊飯器のフタが開かない
炊飯器のフタが開かないということで修理に持ち込まれました(何とかして開けようとした形跡が見受けられますが…)
先日、修理に持ち込まれた炊飯器を診断したところ、本体とフタの隙間に何か平たいものでこじった跡がありました。不幸中の幸いというのもなんですが、ふたに付いているパネル(外装部品)が変形しただけでボタンやロックレバーなどの機構的な部品は無事でした。もしも機構的な部分が破損してしまうと「フタ」もしくは「本体」を一旦分解して部品交換しなければなりません。今回はパネルを交換して修理完了です。
使っているのが外国人の方と聞いていたので、てっきり開け方がわからなかったのだと思い込んでしまいましたが、考えられる原因がもう一つありました。
フタにごはん粒がくっついている説
それは本体とフタの間にご飯粒が挟まってくっついてしまうという現象です。
よくよく考えてみたら同じ人が数ヶ月間使っているのですから今さら開け方がわからないなんてことは考えにくいです。よって「本体とフタの間にご飯粒が挟まってくっついた説」のほうが可能性が高いということになりますね。
テプラするなら「ごはんは中にこぼさない」とか「ごはんを中にこぼしたら取り除く」もしくは「フタの留め具にご飯粒が入らないようにする」にするべきでした(とてもよい経験をさせて頂くことができました)
フタが開かなくなった時の対処法
もしもフタが開かなくなった場合は「厚紙などをふたの隙間に差し込む」とよいそうです(日頃のお手入れも大事です)
象印さんのホームページに対象法が載っています。
炊飯器のフタを開けるボタン
ところで…
あまり気にする方はいないと思いますが炊飯器の「フタを開けるボタン」がちょっとわかりにくいのではないかと前々から思っていました。ボタンの素材や色が変わっているので感覚的にわかるのですが、何かしらの表記があってもよいのではないかと思うことがあります。(個人的見解)
ちなみに「フタが閉まらない」と修理に持ち込まれるケースもあります。
それもやっぱり故障なので、電器屋さんで修理してもらいましょう(開閉ボタンか留め金か何かの故障かもしれません)
おわりに
炊飯器に限らず日常の生活の中でも「こんな注意書きいらない」「そんなの分かってるからわざわざ書かなくても…」もしくは「それなら書いておいてよ」「何も書いていなくて分からない」ということがあって考え出したらきりがないですね。
そのうち「開けフタ」と言ったらフタが開き、ごはんをこぼしたら「こぼれました取り除いてください」と言ってくれる技術が開発されるのを期待しましょう。(だいぶ人頼み…)