2019.4.18(木) 最終更新日2020.3.20 13:40
年齢を重ねると耳が聞こえにくくなるもの
聞こえづらくなったから補聴器で補う
年齢を重ねるごとに耳が遠くなっていくというのはごくごく自然で当たり前のことです。体の衰えというものは知らず知らずのうちにやってくるものですね。
視力、筋力、聴力、反射神経、体力など…
その中でも聞こえ方(聴力)の衰えというのは他の体の機能に比べて気がつきにくい部分でもあります。
「会話の声が聞き取りにくい」「テレビの音が聞こえにくい」などご自身が不便を感じることによって気付くという場合もありますし、本人よりも先にご家族の方や近所の方などいつも身近にいる人の方が先に気が付くという場合もあります。
ちょっと耳が遠くなってきたかなと心配になるとき
- 玄関チャイムが鳴っても気がつかない
- テレビの音量が大きい
- 普通に会話することができない
- 電話の声が聞こえにくい(聞き返すことが多い)
こうした時は普段よりも大きな声でゆっくり話をするように心がけています。
耳が遠い方なら誰でも補聴器をおすすめするわけではない
ぼくが補聴器をおすすめする時にまず確認することは「本人が補聴器を使いたいと思っているかどうか」ということです。
どんなに性能が良くて優れたものだったとしても本人が必要を感じて使う気にならなければその性能を十分に生かすことはできません。また、補聴器を購入した後も、正しい装着のしかたを覚える、電池を入れ替える(もしくは充電する)、掃除をする、定期的にお店に行って、調整やクリーニングなどのメンテナンスをしていかなくてはなりませんので「ご本人のモチベーション」はとても大事です。
購入後のよくあるお問い合わせ
- 自分の声が響く
- 雑音まで大きく聞こえる
- 音量が大きい(または小さい)
- 男性の声はよく聞こえるけど女性の声(もしくはその逆)が聞こえにくい
補聴器の性能、ご本人との相性、周囲の環境などによって聞こえ方が変わってきます。
あらゆる状況に適応させようとするとやはり性能の高いものを選ぶことになりますのでお値段のほうもそれなりになってしまいます。
補聴器は思ったよりも高額なのでよく吟味してから購入しましょう
補聴器の値段はピンキリございます。決して安い買い物ではありませんので性能と値段の違いをよく理解してから購入しましょう。
ご家族の方も一緒に補聴器相談員(販売員)の説明をお受けすることを強くおすすめいたします。
おわりに
人生100年とも言われるようになってきました。こうした便利なアイテムで補えるものは補いつつ、健康にも気をつけつつ、いくつになっても元気で楽しく過ごしていきたいですね。