2019.6.28(金) 最終更新日2019.12.21 13:38
建具ドアが渋いときの応急処置
建具ドアが渋いし調整ネジも効かないし
建具ドアの不具合
建具ドアの不具合というもそうそうめったにあることではありませんが、今回お客さまよりご相談がありました「トイレのドアが閉まりにくい」という内容をご紹介させて頂きます。
はじめに
建具ドアのメーカーや型式によって蝶番の構造や調整のやり方は違いますので、ほんの一例としてご覧くださいませ。
トイレのドアが開けにくい
ドアが床に擦ってしまって最後まで閉まらない状態になっています。
ドアが半開きになっているとなんだか落ち着きませんね。
以前どこぞやの修理屋さんに依頼したことがあるとのことでした。
その方の頑張った形跡が随所に見受けられます。
蝶番のところに付いている「調整ネジ」で上下左右をいい感じのところに合わせられるようになっていますが、その調整ネジがすでにMAXまで回されていたので、これ以上は調整できませんでした。しかもネジ山がなめてしまっています。
ちなみに写真の筒状になっている部分の下側からドライバーを入れて調整ネジを回して高さの調整をします。
紐を噛ませてドアを持ち上げようとしたのでしょうか。蝶番のつなぎ目に紐が挟めてあります(3カ所/3カ所)
応急処置
調整が効かないとなるとドアと枠ごと交換という大事に発展しつつあるので、ここはひとまず応急処置を施すことにしました。
ドアを数ミリ上がれば床に擦ることはなくなるので、蝶番の上下の連結部分にワッシャーを噛ませてドアを上げます。
ひとまずこれでドアがスムーズに開け閉めできるようになりました。
おわりに
今回のケースでは「建具ドアの不具合」なのか「取り付けしたときの不具合」なのかは分かりません。
ですので、今回はかなりレアケースになりますが、これに似たような事があった時など、何かの参考にして頂けた嬉しく思います。