2019.8.2(金) 最終更新日2021.7.13 16:36
エアコンの風がぬるいと感じたときに確認しておきたいこと
エアコンをセルフチェックする
「冷えが鈍い」「風がぬるい」と感じたときは
- フィルターが汚れている
- フィルターの奥側に見える熱交換器が汚れている
- 室内機本体の何らかのランプがずっと点滅している
- 室外機のファンが回っていない
- 冷房運転中に室外機の配管接続部分が凍っている(もしくは結露していない)
- その他
フィルターのお手入れならご自身で解決できます。
熱交換器など本体の汚れによるものなら「エアコンクリーニング」ですね。
室内機のランプが点滅している、もしくは、リモコンの画面に見慣れないアルファベットと数字が出ているような場合は電気系統の故障が考えられます。
あと、ファンが回っていないというのも電気系統の故障ですね。
エアコンが冷えないと言っても原因は色々と考えられます。
本体の故障で修理を依頼するときは(修理受付窓口や修理担当者)にこれらの調査結果を伝えるだけでもその後の対応がスムーズになることがあります。
修理する側の都合になりますが、不具合の箇所を予測して準備できるので対応しやすくなります。
そして、今回は「エアコンのガス漏れ」についてご紹介をさせていただきます。
エアコンのガスが足りていない
冷えが鈍くなった時、真っ先に疑われるのが「エアコンのガスが抜けているのではないか」なのですが、エアコンのガスが自然に抜けるというのは考えにくいので、考えられるとすれば「本体のどこかでガスが漏れている」「取付工事の不備で接続部分からガスが漏れている」のどちらかになるかと思います。
当然のことながらガス漏れの原因を解決しないことには、いくらガスを入れ直してもまたすぐに冷えなくなってしまいます(エアコンのガスを足してほしいというご要望が時々寄せられるのでこの場をお借りしてご説明)
ちなみにエアコンのガスが大量に漏れているのなら比較的容易ではあるのですが、ごくわずかな微量に漏れている場合はガス漏れの箇所を特定するのが難しくなります。
もしやるとなれば、高性能のガス漏れ検知器を使って、エアコン室内機、室外機を分解しながら調査していくことになります。
例)簡易的に確認する方法
室外機側の配管接続部分に霜がついています。
こういう場合は明らかにガスが足りていません。
室内機側の接続部も点検していきます。
「ガス漏れ検知器」と「ガス漏れ検査液」を使ってチェックします。
どうやら取付工事の不備ではなさそうです。
っていうことは本体のどこかでガス漏れしているということになりますね。
大元が…っていう場合もある
それからモーター(コンプレッサー)が故障してしまうのが最も致命傷な故障です。
もしこうなってしまった場合の修理代はかなり高額になってしまいます(買い替えるのとほぼ同じくらい)
ですので、エアコンの使用年数とトラブルの原因を考慮しつつ「修理」するのか「買い替え」るのかをご検討ですね。
繰り返しになりますが冷媒系の故障は修理代が高額になりがちです。
おわりに
エアコンをお使いになられる方にとっても、エアコンを取り付けまたは修理する方にとっても、猛暑日にトラブル発生っていうのだけは避けたいところです。
そうはいっても、だいたいトラブるのは使っている最中なので、やっぱり暑い時期になってしまいますね。
おまけに
今日からこちらのお宅でお世話になるエアコンです。なるべく長くお使い頂けるとよいのですが…