2019.9.24(火) 最終更新日2020.3.19 15:37
古いアンテナの意外なトラブル
古い地上波アンテナの意外なトラブル
テレビが映ったり映らなかったり、もしくは、特定のチャンネルだけが映ったり映らなかったりする。しかも、日によって映ったり映らなかったりする状況が変わる。なんとも不可解ですね(そうは言ってもアンテナの受信障害には何かしらの原因が必ずあるはず)
…というわけで今回はその不可解な現象が起きる原因の一つをご紹介させていただきます。
「そんなことはめったにない」と思うかもしれませんが、アンテナ修理をしているとけっこうこうした場面に遭遇するのです。
給電部のフタがふっとんだ
本来であれば「給電部」の部分には赤いフタが付いているのですが、何らかの原因でフタが無くなってしまっています。たぶんそこから雨水が入って劣化が進んだのが故障の原因かと思われます。
この給電部にケーブルを接続するときに一旦このフタを開けます。そして接続が終わるとフタを閉めます。けっこう固めのフタなので多少のことでフタが開いたり、どこかへ飛んで行ったりすることはないはずなのですが…実際どこかへ飛んで行ってしまいました。
もしもフタを閉めるのを忘れたのならもっと早くに故障するはずですよね。
けっこう年数も経っているので新しいアンテナに取り替えです
昔と違って今はVHFのアンテナは必要ありません。なのでUHFのアンテナだけでOKですね。
アンテナマスト(ポール)や固定金具はしっかりしていてまだまだ使えそうでしたので、今回はアンテナ本体だけ取り替えました。
ご安心ください
最近の地デジアンテナにはフタがありません
最近のアンテナは全てF型コネクターで接続するのでフタはありません。ご安心ください。
…ですので「昔こんなこともあったんだー」的な感じで宜しくお願いします。
おわりに
アンテナ受信トラブルの原因はこの他にもまだまだたくさん事例がございますので、またその都度ご紹介させていただきますね。
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アンテナ修理をするときはこの「同軸ケーブルストリッパー」があると便利です。