アンテナケーブルをつなぐとき

アンテナケーブルをつなぐ

テレビが映ったり映らなかったりする

しかも、番組のクライマックスあたりの「ちょうどいいところ」に限って映像が乱れだす。

テレビが誕生してから、およそ70年の歴史のなか、そのような経験をお持ちの方は大勢いらっしゃるのではないかと思います。

昔はよく「テレビはたたけば直る」という都市伝説もあったようなのですが、今回は、「テレビににつながっている線を揺すったら直る」というご案件です。

予想に反して

きっと、テレビにつながっている「アンテナ線のプラグが緩んでいる」もしくは「ケーブルの接触不良」で簡単に解決できるだろうと思っていたところ、意外や意外に、原因が重複してございます。

例えばこういうアナログチックなアンテナプラグが原因だったり…

アンテナプラグ

今はほとんど見かけることはないけれど、昔のブラウン管テレビによく同梱されていた古いアンテナプラグです。

カバーをはずしてみる

この細い銅線と太い銅線の露出が多くなるのは、現在の地上デジタル放送向きではありませんね。ましてや「ねじり接続」はもってのほか(気持ちはわかるけど…)

ねじり接続はNG(デジタル放送)

2本ねじるのはけっこうよく見かけるけど、3本ねじっるっていうのは初見かも…笑

この銅線たちの接点が甘くなると、テレビの映りが乱れだします。

ねじり接続

しかも分配器と卓上ブースターの組み合わせ

けっこう難易度高めのセッティングでしょうか…解析するのに多少の時間がかかってしまいました。

卓上ブースター登場

アナログからデジタル

アナログ放送時代のものから、地デジ対応のものへと交換していきます。

こうしたトラブルでは、とかくアンテナ本体に注目が集まりがちだけれど、時には、こうした中継部分がトラブっていることもあります。

アナログ放送時代のもの

おわりに

今回はだいぶマニアックというかレアなケースです。

よって、居間、ご主人の部屋、奥様の部屋、3カ所すべて、テレビがちゃんと映るようになりました。

…ちなみに修理後(部品交換後)の写真がなかったので、今回使った部材をアソシエイトしておきます(セコイけど…)

 

アンテナケーブル

屋内分配器

アンテナプラグ

今でているのはほとんど地デジ(4K8K)対応です。

 

それから「同軸ケーブルストリッパー」があるとダンゼン作業がはかどります。

…にしてもマニアックすぎですね。

この記事を書いた人

ゆうきゃん 田中 祐次
北海道美幌町で電器店をやっています。座右の銘「日々是好日」。好きな言葉「地道が一番の近道」「初心にかえって本日開業」 松下幸之助商学院26期、エクスマ82期、ニックネーム「ゆうきゃん」

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