2020.12.14(月) 最終更新日2020.12.14 22:52
灯油切れにご注意ください
灯油切れにご用心
こんな時に暖房器具が故障してしまっては大変です(しかもまだ冬が始まったばかり…)
12月中旬で一日の最高気温がマイナスになる極寒の地において、暖房器具はなくてはならない生活必需品になります。
それはテレビや冷蔵庫よりも重要で、この季節に暖房がないと普通に生活ができないというか、生きていけないほどです。
なので、石油ストーブ、暖房ボイラー、電気暖房、暖房エアコンなど…メインの暖房として使われている暖房器具のトラブルは、最優先で解決に向かわなくてはなりません。
暖房器具のの5W1H
暖房器具にもその他の住宅設備機器や家電製品にも共通して言えることです。
- Who(どちらのお客様でしょうか…)
- When(トラブルが常になるのか、時々なるのか、いつからなのか…)
- Where(リビングなのか、居室なのか、寝室なのか、どこなのか…)
- What(石油ストーブなのか、暖房ボイラーなのか、電気暖房なのか…)
- Why(故障なのか、設置環境なのか、製品寿命なのか、使い方の問題なのか…)
- How(修理するのか、買い替えるのか、経過観察なのか…)
機器の故障を疑う前に…
ストーブが点かない、ボイラーが点かないとなると、まっさきに機器の故障を疑いたくなるけれど、ここは念のため慎重に落ち着いて対処しましょう。
電気はきているけど灯油はきてない
電気のほうは、コンセントが入っているとか入っていないとか、電源ランプが点いているとか点いていないとか、はたまたブレーカーが上がっているとか下がっているとかなど、なんとなくわかりそうな感じがあります。
灯油切れにご注意ください
…がしかし、灯油切れというのは、けっこう気づきにくいというか、つい忘れがちになりがちです。
灯油タンクと配管経路
そもそも灯油タンクに灯油がが入っていないですとか、タンクに灯油は入っているけど配管経路に何か不具合があるとかの原因は多岐にわたります。
落差の問題
みなさんご存知のとおり、液体は高いところから低いところに流れます。
灯油も一緒で高いところから低いところに流れていくので、どこか途中で上りの勾配があると流量が安定しません。
灯油タンクの残量が少なくなると、重量で押す力も少なくなり、流量が弱まるという事例もあります。
分岐問題
灯油の配管は8mm(8φ)程度なので、あまり分岐しすぎると、そのしわ寄せがどこかしらに表れることもあります(機器が増えるようならヘッダー配管にするのがおすすめです)
タンクに水が溜まる
タンク内の結露などで水が溜まり、その水が凍って灯油が出なくなるということもあります。
配管経路のどこで凍結しているか原因を特定するのは困難になるので、そうなる前に、燃料店に頼んで、定期的に灯油タンク内の洗浄もしくは水抜きをしてもらいましょう。
おわりに
やはりエネルギー問題は極めて重要なのですね。