2018.6.13(水) 最終更新日2020.10.16 17:30
洗濯機の水漏れはどこから?
洗濯機の水漏れはどこから?
今でこそ、洗濯機置き場があらかじめ設けられていて、洗濯機専用の水栓部材も標準仕様となってきているので、新しいお家に新しい洗濯機を設置する場合でのトラブルはほとんどありませんね。
でも一昔前はそういったものはほとんどなかったですし、築年数が経ってくると経年劣化の影響も出はじめます。
こちらは新築のお家に洗濯機を配達したときの様子です。
もちろん洗濯機専用の蛇口と排水トラップがあらかじめ取り付けられていました。
洗濯機周辺の床が濡れている
どこらへんから?どのぐらいの量?
いくつかの原因が考えられます。
給水部なのか排水部なのか洗濯機本体なのかを大まかに調べていきます。
洗濯機を使っている時に水漏れするのか、使っていない時でも水漏れするのか、それを確かめるだけでも原因を突き止めるための重要な手がかりとなります。
蛇口から水漏れしている
蛇口のパッキンが劣化して、ハンドルの下あたり、もしくは、パイプの付け根あたりから水がポタポタと漏れてくることがあります。
洗濯機の蛇口(水栓)から水漏れしているのであれば、水道屋さん(設備屋さん)に修理を依頼することになりそうですね。または、給湯器やリフォームも手がけているデンキ屋さんでも修理対応が可能だと思います。
ホースと蛇口のつなぎめから水が漏れてくる
洗濯機の給水ホースもある程度の年数が経過すると、内部のパッキン劣化して水漏れすることがあります。この場合は、ホースを交換すると直ります。
継手と蛇口のジョイント部分から水が漏れる
洗濯機に付属されてくる継手を取り付ける際はちょっとだけ注意が必要です。
(最近はワンタッチ式が多いのであまり使わなくなってきていますが…)
蛇口の先に継手を固定するネジを締め過ぎると蛇口が変形してしまいそこから水漏れすることがあります。
(この場合蛇口の先を交換しなくてはなりません)
前回取り付けした時からもうすでに変形してしまっているパターンもありますので買い替えるときや引越しのときもよく確認しておきましょう。
洗濯機の買い替えやアパートやマンションに配達に行くとかなりの確率で蛇口の先が変形してしまっています。なのでぼくはあらかじめワンタッチ式の継手を用意して配達に行くようにしています。
排水ホース付近から水漏れしている
まずはシンプルにホースが排水口から外れていないか確認します。
排水ホースの繋ぎ目が緩んでいないかどうか確認します。
それから、排水トラップにゴミなど異物が詰まっていないかどうかも点検します。
…ここまではどなたでも目視点検ができます。
洗濯機の内側に問題がある
どこから水が漏れているか見た感じではよくわからない場合は洗濯機の内部の見えないところに問題があるということになりますね(これは電器屋さんに診てもらいましょう)
排水口が洗濯機の真下にあって隠れている
これは真下排水ユニットという専用の部材を使っています。
排水口が洗濯機の真下にある場合は排水ホースが洗濯機のモーターなど駆動部分に触れないように設置しないとホースが擦れてそこから穴が開いてしまいます。
本体の故障が考えられます
また、洗濯機内部(上のほう)から水漏れして下へとつたって床が濡れているパターンもあります。
水漏れというとつい排水ホースを疑いたくなりますが実は給水弁の故障が原因で水漏れすることがあります。
こうなってしまうと洗濯機を使っていないときでも常に水が漏れ続けているということになりますね(蛇口が開いているとき)
この場合は「給水弁」部品の交換が必要になります。
たまにこういうこともありますので洗濯機を使わないときはその都度蛇口を閉めておくことをおすすめします。
そんなこんなで
ちなみにドラム式洗濯機は給水弁、排水ホースに加えて洗濯物の取り出し口ドアのパッキンがずれていたり、劣化していたりして、そこから水が漏れてくるといった事例もあります。
修理を依頼するときはまずご自身の可能な範囲で、目視点検をしてから業者さんに連絡して説明をすると、その後の対応がスムーズになるかも知れませんね。
もしよろしければこちらの記事も参考にしてみてください。