2019.5.27(月) 最終更新日2020.3.19 16:42
お客様のご要望の奥に隠れたお困りごと
お打ち合わせに同行して
取引先の塗装屋さんのお客様が住宅の屋根と外壁の塗装工事をする際に「エアコン取付工事」と「浴室換気扇の取り替え」も一緒に行いたいということでご用命を賜りました。
現地調査
まずは「機種選定」と「お見積」をするため塗装屋さんと一緒にお客様宅へ現地調査に向かいました。
依頼されていた「エアコンの取付場所」と「分電盤」それから「浴室換気扇」を見せて頂き現場写真と寸法を測ったところでお先に失礼しようと思っていましたが、この他にも「新たに換気扇を取り付けしたい」という場所が2ヶ所あるとのことでお話を伺うことになりました。
その他のご要望
「2階の子供部屋に換気扇を新たに取り付けしたい」
「脱衣室には暖房換気扇を取り付けしたい」
よくよく話を聞いてみると子供部屋も洗面脱衣室も結露がすごいとのことで「結露対策」として新たに取り付けをしたいとのことでした。
もちろんこちらのお宅にも全部屋に換気扇が付いています。
しかも集中換気(暖房)システムになっていて脱衣室も含めた全てのお部屋が換気と暖房ができるようになっています(ちなみに築年数は12〜13年)
なぜそのようなご要望があったのか
各部屋の換気口部分から換気されている気配がないことから原因は換気暖房システムが何らかのトラブルで機能していないために一部(子供部屋の一室と洗面脱衣室)で結露が発生していると推測されます。
ぼくは集中換気システムのことはあまり詳しくはありませんが、結露している箇所に新たに換気扇を取り付けても結露がなくなるという保証はありません。
お金をかけて壁に穴を開けて換気扇を取り付けても効果がなかった、取り付けた部屋では効果があっても、今度は他の部屋が結露するようになったということも考えられるので、やはりここは一度メーカーのサービスマン(もしくは地元の専門業者)に来てもらって既存の換気システムを点検、修理(場合によってシステム改修)をしてもらうという提案をさせて頂きました。(もしかしたら簡単な修理やフィルター掃除で解決するかも知れませんし)
誰に相談するか
こういうのは建築家の方が専門になるかとは思いますが、こちらのお客様は誰に相談したらいいのか分からず困っていたとのことです。
何か色々事情があって「家を建てた工務店に相談できない」というシリアスなケースです。(こういうことってけっこうあるのでしょうか)
また何か進展があればお知らせ致しますね。