2019.8.10(土) 最終更新日2020.4.10 13:24
BS放送が映らない
衛星放送が映らない
今回もBS放送とCS放送が映らなくなったということで修理にお伺いしました。
まずはテレビの受信レベルを確認します。
① 電波が全くきていない(受信レベルが0)の場合は、アンテナの故障(アンテナ関連器機の故障)、ケーブルの断線、接続プラグの接触不良などが考えれ荒れます。
② 電波はきているけどレベル弱い場合は、アンテナがずれている可能性が高いので、アンテナの調整を行います。それでも解決しなければ、電波が全くきていない場合と同様にして他の原因を調べていきます。
ちなみに今回は①のパターンでした。
テレビまわりを点検する
「掃除をした時に線が外れた」「ブースターの電源が切れていた」など、単純なトラブルもあるので、とりあえずテレビまわりのケーブルと接続端子を点検します。
アンテナ調整
問題ないようならアンテナの受信レベルを測定して、アンテナレベルが最大になるように調整していきます(ぼくは電器屋なので測定器を使います)
ごく稀にアンテナのレベルは正常なのに映像が入らないというトラップがあります。
その場合はアンテナを交換して確認します。
アンテナの調整もしくは交換をしても解決しない
アンテナがちゃんと受信しているのにテレビが映らないとなると、どこか途中で不具合があるということになりますね。
そうなると、ブースター、分配器、混合器、接続プラグ、ケーブル、など、点検する範囲が広がっていきます(どういうシステムになっているのかも一緒に調べていきます)
どはまりするパターン
今回の場合は地デジとBSの配線が別の配線になっていて、使っている機器は2分配器だけでしたので、考えられる原因はこの分配器かケーブルかということになります。
分配器のINの端子で測定してもレベルが低かったので、原因はケーブルということになります(アンテナのケーブルも経年劣化します)
ケーブルはあきらかに見た目で損傷がわかる場合は部分的に交換することもありますが、ほとんどの場合はケーブルの張り替えになります。
できることなら「隠ぺい配線」壁の中や天井裏から配線してケーブルを見えないように隠したいという気持ちはあれど、そのほとんどが露出配線を余儀無くさることとなります。
露出配線を余儀なくされる
時には換気口から、時にはエアコン配管の穴から室内にケーブルを引き込みます。
というわけで、今回も隠ぺい配線することは不可能と判断したので、エアコン配管の穴からケーブルを引き込みました。
今回の結果
今回はアンテナの故障とケーブルの劣化という2つの原因が重なってしまいました。ほとんどの場合は原因が1つなので、やりごたえのある案件で、また一つよい経験をさせていただきました。