2020.5.1(金) 最終更新日2020.5.1 21:53
アンテナブースターで受信レベルアップ
アンテナブースターで受信レベルを上げる
アンテナにブースターを取り付けるのは、何かしらの不具合があるというのがほとんどです。
ご用件
住宅の1階と2階にそれぞれ1台ずつテレビがあります。
そのどちらも「電波を正常に受信されておらず」ということで、アンテナ設備の修理にお伺いすることになりました。
どちらかというと、リラックスしながら見るものなのに、映像にブロックノイズが入るため、かなりのストレスを受けながらテレビをご覧になられていたそうです。
現地調査を開始する
とりあえずアンテナレベルを測定しました。
全く問題なしです。
そうなると、分配器、ケーブル、直列ユニットなど、設備系の問題ということになります。
直列ユニット(テレビのコンセント)に送り端子が付いていなかったので、分配器がどこかに設置されているはずなのですが、屋根裏にもどこにも見当たりませんでした。
こうして、最初に配線をした人しか知り得ないことに出くわすこともよくあることです(増改築をされた住宅はとくに…)
アンテナ設備の点検
混合気(BSミキサー)、分配器、直列ユニット、ケーブルの全てが点検できるようになっているのがベストなのです。
でも、隠ぺい配線となると、そうもいかずなので、最終手段として、露出で配線し直しというのも視野に入れておかなければなりません。
露出配線となると、見た目的にイマイチですし、時間も手間もかかるので、費用もそれなりなので、なるべくなら避けたいところでもあります(他にも何かできることはないかを考えてみます)
ブースターで増幅させる(案)
1階のテレビのところに、ほんの気持ち的に電波を強くするための、簡易的なブースターが取り付けられていたので、こちらを取り外して、ビデオブースターでもなく、卓上ブースターでもない、ブースターを取り付けてみました。
ブースター取り付け
ブースターは屋外側のブースターと屋内側の電源部のセットになっています。
通常、屋外ブースターは、アンテナのマスト(ポール)のところに取り付けます。
でも今回はちょっと変わった場所に取り付けすることになりました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、室内側に電源部を取り付けして完成です。
直列ユニットも一緒に取り替える
それからこの直列ユニット(テレビのコンセント)も一緒に取り替えておきます。
アナログ放送時代のもの(古いもの)は、アンテナレベル低下の原因になります。
地デジとBSを1本の線にまとめる
この「衛星ミキサー」もケーブルの被覆をむいてつなげるタイプのものなので、デジタル放送向きではありません。
でも、ブースターがその役目を同時にやってくれるので、こちらは取り外しておきます。
「衛星ミキサー」の役割っていうのは、地デジとBSのアンテナケーブル2本分を1本にまとめることができます(地デジ&BSの2種類の電波をケーブル1本で各部屋に配線していくことができます)
修理完了
1階、2階ともに、アンテナレベルは安定していて、テレビ側からもアンテナレベル良好のお墨付きをいただきましたので、これにて一件落着とさせていただきます。
おわりに
とりあえず今回は全改修とならなくてよかったです。これでGW中もお家でゆっくりテレビが見れますね。