2019.4.6(土) 最終更新日2020.9.27 18:58
BSアンテナを取り外す
BSアンテナを外してほしい
小さな町の小さな電器屋に2件続けて依頼があった
お客さまのご都合により、BSアンテナを取り外す(撤去)ことになりました。
「映らないから困る」のではなく「映らないほうがいい」というご要望はちょっと意外です。
小さな町の小さな電器屋で2件続けて「BSアンテナを撤去してほしい」という依頼がありました。これは単なる偶然なのでしょうか、それとも何かの前触れなのでしょうか…
見ている見ていないに関わらず受信できる環境があれば支払う義務がある
「民放を見るためにアンテナを付けている」と言っても認めて頂けないそうです。(視聴できる環境があるだけで受信料を支払う義務があるという)
テレビを見ることのできる携帯電話、カーナビ、パソコンを持っているだけでも支払わなければならないそうです。
ちなみに「iPhone」はテレビ機能が付いていないのでOKですが「本当iPhoneなのか確認させてください」という放送局スタッフ(集金人)もいるそうです。
視聴料ではなく受信料とされているのはそういう意味だったんですね。
ケース1/1
今回ご依頼頂いたお客さまのお話では放送局の集金スタッフの方にBSアンテナが2つ付いているから契約も2契約と言われたそうです。でも1つはCS(スカパー)のアンテナでなぜ2契約になるのか疑問です。
そんな事もあってか、そのお客さまは光回線でインターネットテレビを見ていてBSはもう見ないから取り外して解約することにしたそうです。(撤去してからじゃないと解約の受付をしてもらえないそうです)それからスカパーはすでに解約済みとのことでしたのでCSアンテナも取り外します。あとついでにラジオのディスコーンアンテナも使わないので同時に取り外しました。
受信料の支払い
見ていない番組に料金を支払うのはもったいないですよね。
- 地上契約で年間1万5千円ぐらい
- 衛星放送が加わると年間2万5千円ぐらい
(年払いで多少の割引)
これを安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれだとは思いますが、もし民放しか見ていないのに「テレビがあるから」「アンテナがあるから」と言って料金を請求されるのもちょっと納得がいきませんね。
よく聞く話なのですがスカパーやWOWOWなどの有料放送は料金を支払わなければ絶対に見られないような仕組みになっているのに対して「見ても見なくても映るようになっていれば料金を支払わなければならない」というのは不公平ではないかと誰もが思うことなのではないでしょうか。
契約と取り立て
ここ美幌町でも放送局の集金スタッフが各ご家庭を一生懸命巡回しているようです。
(聞くところによると集金スタッフの方に良い印象を持っていない方がほとんどとか)
仕事熱心なのはよいのですがお客さま宅に訪問する際のマナーの向上にも努めていって頂きたいところです。
若者のテレビ離れ
「テレビは見ないからアンテナ設備はなくてもいい」もしくは「ネット回線を使ってテレビを見る」というように、最近はあまりテレビを見ない(とくに若者)という方もだんだんと多くなっているそうです。また、昨年の12月に開始された4K8K放送の対応機器(テレビ、レコーダー、チューナー、アンテナ設備など)もそれほど普及はしていないそうです。
おわりに
何かと賛否両論あるかと思いますがテレビも変革の時期にきているのは間違いなさそうです。
これからインターネットの通信速度が速くなって回線使用料が安くなっていけば、いつでも、どこでも、どんな端末でもテレビが見られるようになります。そうなると従来のテレビアンテナ設備は必要なくなりますね。それと同時に今ぼくらがやっている仕事も必要なくなってくるということもあって、とても人ごととは思えない深刻な問題になりつつあります。
セカンドシーズンに続く…
iranehk(イラネッチケー)
関東広域圏向け地上波カットフィルター(UHF26.27CH用)
そしてついにNHKだけが映らなくなる装置がでてきました(今のところ関東圏など使える地域が限られています)
でもまだこれをテレビに装着したからといって、必ずしもNHK受信料を支払わなくてもいいということでもないようです(2020年9月末の時点では)