2019.11.8(金) 最終更新日2020.3.23 13:34
ホワイトベースも地に足をつけてから作業をする
高所作業車も地に足をつけてから
昨日の記事に続きまして、今日も当店の高所作業車(通称ホワイトベース)のお話です。
地に足をつける(アウトリガー)
今回は、バケットを操縦して高い場所にある作業点に向かう前に、やっておかなければならないことを簡単にご説明をさせていただきます。
車両を適切な場所へと移動させて停止させたら、まず始めに運転席の「PTO」のレバーを入れます(パワーテイクオフ)と言うそうです。
このPTOを入れることで駆動部が動くようになります。
ベースはイスズのエルフです。
ハンドルの左側にある赤いレバーがPTOの切り替えになります。
クラッチを踏みながらレバーを奥側に押し出すとPTOがオンになってランプが点灯します。
アウトリガーを出す
PTOをオンにしたら次は車を降りて車体の後方に向かいます。
左右前後
左前、左後、右前、右後のレバーがあります。
そして真ん中が出し入れのレバーです。
まずは横にスライド(レバーを上に)させ、ジャッキ(レバーを下に)してアウトリガー4点を地面につけます。
そして車体が水平になるように前後左右ジャッキアップさせていきます。
(タイヤは宙に浮いた状態になります)
現場が平らな場所だといいのですが、傾斜地やデコボコ地になると調整するのがちょっと大変かもしれません。
ちなみにアウトリガーを横に出すと、より車体が安定するので、縦方向もしくは横方向の可動域が広がります。
(なかにはアウトリガーが横にスライドしない機体もあります)
バケット稼働準備完了
車体が地面に固定できたら準備完了です。
作業に取り掛かりましょう。
ちなみに昨日書いた記事はこちらです
おわりに
昨日もお伝えしたように、機体によって操作部が違いますので、これはほんの一例にすぎないということを繰り返しお伝えします。
それでも「なんとなくわかったような気がする」と思っていただけでも嬉しく思います。
…にしてもけっこうな旧車ですね。