2017.3.12(日) 最終更新日2018.1.7 16:34
既存客を死ぬほど大切に・・・しなくてもいい!?の衝撃
3/10の東京エクスマセミナーから帰ってきました。「既存客を死ぬほど大切にしよう」という藤村先生の教えを必死に守ってきた(つもりの)わたしにとって衝撃の一日となりました。
既存客を死ぬほど大切にしてきたからこその弊害によって、そのお得意様達がもっと高いサービスを求めるようになりそれが当たり前と思うようになり、自分の思い通りの店じゃないと納得できないようになり、、、そんな経緯から会員制度の撤廃とそれに伴う売り上げ3000万円を捨てた長野県白馬ホテル五龍館の中村ゆかりさんの講演がグサグサ刺さりました。
前に藤村先生の書籍にも成功事例として登場された五龍館。その過去と現在について赤裸々に語ってくれました。
あなただけにこのサービス。あなただけにこの価格で。そういう囲い込みはもう通用しない。そういうことをうたった紙の販促物ももうやめなきゃダメだ。講演を聞きながら真っ先に私たちの業界に当てはめて考えたら恐ろしくなってしまいました。そんなことが横行しまくっているから。。。
中村ゆかりさんの講演をうけて藤村先生がセミナー中さらっと言ったこの言葉「既存客を死ぬほど大切に のスライドはもう最近使っていないんだ。」
これにはほんとうに驚きました。だって最近までそう聞いていたから。
でも冷静になって考えたら納得。これからはあなただけにと言いつつやっていた囲い込みではなく緩やかな関係性を作っていくことを考えなくちゃだめだよね。
変える勇気、捨てる勇気。これってこれからの時代とっても大事だなって思った。
まちのでんきやさんはメーカーとの関係性がとても大きい業界。前例とか業界の当たり前、慣習、右にならえ、そういうことになんの疑問も持たないで毎年過ごしていたかもしれない。お客さんにとってそれがどういう意味があるのか考えた時にほんとうに必要?って思うこともたくさんある。
やめる勇気も必要。
やめるとか、すてるとかって、後ろ向きのイメージがあるかもしれないけどそれをしなくちゃ前にすすめないし新しい風も入ってこない。むしろ前向きに進むためには必要不可欠。
「まちのでんきやさん」という耳障りのいい昔ながら感の強いコトバにあぐらをかいていないか。この時代にはなくてはならない業種だ、みたいにたかをくくってはいないか。量販店の時代は終わり「まちのでんきや」の時代が帰ってくると思い込んではいないか。そんなことをセミナー中考えていました。
今のままでいたらダメだって。
まちのでんきやさんでよく言われている「御用聞き」。これも、これだけやっていたのではやっぱりダメ。こちらから提案してほしいと言われたりお客さんの方からお願いされる、そんな自分になること。自分をもっともっと磨いて発信していくこと。経営トップ自ら発信していくこと。それがどうしたって必要なんだと改めて思ったのでした。
とりあえず、「紙の販促物」の時代は終わりつつあるようです。というか終わっているみたい(笑)明日からばっさりとやめられないけど、こういう考え方で見直すのはおおいにアリです!今の時代に合わせていかなくちゃ。あーーー、まだ少し混乱している私なのでした(笑)
野田さんの講演もとんでもなく素晴らしかったんですけどこれはもうその場にいないと伝わらないので書きません!!(笑)
大MANZOKUだったということだけは書いておきたい。そしてイメージとのギャップでさらに大好きになったということも。
新しいはなし、新しいスライドばかりの藤村先生の講演がほんとうに刺激が強かったのですが、AmazonGOの登場に代表されるように今の仕事の大半が今後AIなどに奪われていくんじゃないかという危機感を持ちつつ、それって実は人間らしい仕事だけが残っていきそういうことに時間が使えるようになるって考えたら本当に楽しい未来になると思ったし、そういう風な考え方をいつも示してくれる藤村先生のエクスマセミナーがほんとにいいなって思いました。
いつだって事実は同じ。それをどのように感じたりとらえるかによって結果も変わる。自分の心のありようを変えていくだけ。そして気がついたことを行動に移すだけ。そんなことをいつも優しく諭してくれるから毎回エクスマセミナーに行きたくなるんだよね。
ともかくやってみよう、ダメだったら変えればいいんだから。
(陽田さんのお写真をお借りしました)