YODEN YOME SHINOBU - 田中 忍

「今日何食べたい?」と聞かれたらなんて答えますか。

料理が苦手っていうのはいろんな意味が含まれてて、それこそ包丁で何かを切るのが致命的に苦手だったり、味付けのバランスがよくわからなくて本を見ながらじゃないと料理ができないとか、まず米の研ぎ方がわからないとか、だしの取り方がわからないもそうだし、盛り付けがうまくできないとかもあるかな。

もっとあって、

食材の買い出しに行ってそれをちゃんと使い切るというのも料理のひとつのパーツだったりする。これもなかなかハードルが高い。

例えば作ろうとしていたカレー用に買ったジャガイモやニンジン玉ねぎお肉があったとして、カレー作った後に少しずつ残った場合、それを次どの料理に使うか考えるっていうのも料理の中のひとつのパーツだと思う。

残ったじゃがいもにハムやきゅうりなどを足してポテトサラダにするとか。これを普通にやってる人もいれば、その食材の使い切りが超絶苦手で野菜室の奥にひからびた生姜を隠し持ってる人もいるはず。

その流れで書くと、

「献立を考える」というのは結構難易度の高い【料理のパーツ】のひとつだと思ってる。

晩御飯はガパオライスでした

あなたが奥様や彼女、また逆の立場で旦那様や彼氏にこう聞かれたときなんて答えるでしょう。

「今日、何が食べたい?」

来たよ。高度な質問が。

この質問への模範解答は、ぶっちゃけなんでもオッケー、なんです。カレーでもトンカツでもハンバーグでもナポリタンでもなんでもオッケー。ただしひとつだけ言ってはいけない単語があります。

「なんでもいい」

………。

これだけはマズイ。なんでもいいと思っていたとしてもこの答えはマズイ。禁句です。答えた料理を作ってくれないかもしれないけど何か具体的にひとつでも答えるのが正解です。「さっぱりしたもの」とか、「魚系かなー」とか、「野菜を沢山食べたいな」とか、そーゆーざっくりした答えでも花マルです!

質問した側は、献立を考えるということがめんどくさいと思っているので、そこを手助けしてあげると喜ばれるでしょう。ほんとに。

その点外食はラクだよね。座ったら料理が出てくるとか神だよ。

献立を考えるってかなりの労力を使います。考えてから買い物に行き料理を作る、っていう流れはなかなかのエネルギーを必要とするので、その【献立を考える】という部分だけでもすでに出来上がっているとかなり心理的にもらくちんになります。

私だけかな?たぶん賛同者が沢山いると信じてます。(私はかなりここの部分が苦手だった。これ作って!って言われたら頑張れる、そういうタイプでした)

そんな時レシピ本って結構強力なお助けツール。

だから【献立を考える】っていうパーツだけでも誰かのお役に立てれたら嬉しい。

だからレシピ本を作る。

がんばる。

 

 

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おせちワンプレートレッスン

ようでんのヨメ 田中 忍(シノズ)

1974年生まれ水瓶座。結婚3年目に「まちのでんきや」という未知の世界に足を踏み入れ今年で14年目。 店舗内で接客を担当。 毎月の料理教室、SNS、販促関係全般、補聴器が主な担当業務。最近はシノズキッチンでスパイスセットを販売している。 毎日更新のブログでは「まちのでんきや」の仕事内容や、家電にまつわる情報、料理のレシピを発信。 「ダイエットしなきゃ」と言いつつビールを飲むことが何より大好き。

PROFILE

今月のテーマ

じゃがいもが主役のレシピ3選本格的にじゃがいもが美味しい季節がやってきました。保存性も良く毎日の食卓に欠かせないなじみの食材です。あと一品という時やお子様のおやつ代わりに、お酒と共に。食卓で大活躍のじゃがいもレシピ是非お試しください。

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