2020.2.17(月) 最終更新日2020.2.17 14:10
「ロバート・ツルッパゲとの対話」というタイトルの本を読んだらボディにじわじわ効きすぎた。
本屋さんに行ってビジネス書のコーナーを見ていると中身読んでないのにお腹いっぱいになるのはなんでだろう。
インパクトがないといけないしタイトルで買いたいと思わせなきゃいけないし、意外性も欲しいし、何かと迷えるビジネスパーソンには強めに断定してあげることも必要だし。。
そうなるとタイトルはそれぞれ違ってもほとんどがギラギラしていてなんだかどれも似たりよったりに感じてしまうんです。売れてもらわないと困るからタイトルって大事だと思います。でも最近の傾向的にビジネス書はどれも全部一緒に見えてしまう。
全部一緒に見えるし、全く逆のことをタイトルにしている本がどちらも売れているとかそういうこともまあまあある。
たとえば「長生きしたいならコーヒー飲むな」っていうタイトルがあったとしたら全く逆のタイトルの本もある。「これからは、コーヒーだけで生きていく」みたいな笑。あ、これ、あくまでも仮想のタイトルです。
なんとなくビジネス書が苦手になってきたのはそういう理由もあるのかもしれない。(本当に役に立つ本もたくさんあります)
そんななか、タイトル読んだだけでは絶対に中身が想像できず、かといってジャケ買いする勇気もない、いや、ジャケ買いの部類に入るのかもしれない本を先日買って読みました。
タイトルはもちろん目次を見てもどんな本かがわからない。読み終えるまでタイトルの意味もわからない。でも、読み進めるうちにそれがだんだんとグラデーションで理解できてきたときの爽快感や、そういう手法があったかと思わせるユーモアにあふれた文章、各章に散りばめられている共感しかないエピソード、どれをとっても最高な1冊でした。哲学書ですたぶん。知らんけど。
これは以前、田中泰延(たなかひろのぶ)さんのツイートで紹介されていたのがきっかけで購入。たなかひろのぶさんの「読みたいことを書けばいい」も超絶面白くてオススメの本なんですけど今日はその話じゃありません。
この本はアマゾンのおすすめには出てこないかもしれないからそういう意味でもツイッターをやっててよかった。自分の半径10メートルの世界からはとうてい手に取ることのなかった本。この人なら間違いないという人の紹介するものは確実におもしろい。
たぶんこの本、遅かれ早かれ私のタイムラインにはガシガシ流れてくる案件だったとは思うんですけどね笑。
気になっていた本が届きました。早く対話したくて、歯医者さんの待合室で読んでます。なんだか周りの方々にクスッとされてます。#ロバート・ツルッパゲとの対話 pic.twitter.com/yt9wMNan2X
— 油田圭介 60kg痩せてます。ダイエットが得意なパーソナルトレーナー。 (@oilysr) February 14, 2020
届いたー
#ロバート・ツルッパゲとの対話 pic.twitter.com/8T5Ha9hGFL
— 木曽信介/kisobar/Romance -お好み焼きとクラフトビール/たこあわ/高井戸倶楽部 (@kisochan) February 14, 2020
ツルツル関係の人たちにも影響出始めております。
もっとたくさんの人に読まれて欲しいような、欲しくないような、そんな本。そして読み終わったら速攻でもう一度読み返す本。読みながら自分を振り返って反省しちゃう本。ボディーにじわじわ効いてくる本。どのジャンルにも分類できない。
うっすら感じてわかってはいたけれど、自分の中で言語化できていなかったことだけが、本を読んだことで理解できるのです。
(本の中から一部抜粋)理解できる人と仲良くなりたい笑。この本を面白がれる人とは友達になれる気がする。この本からなんらかの気づきを得ちゃう人とは少し距離を置きたい笑。
気になった人はこちらからどうぞ。
って。え??何この価格。定価1800円(税別)なのにめちゃくちゃ値上がりしてる!
人気で勝手に高値で販売している人がいるのかもしれないからぜひ書店でどうぞ。見つけたら即買いですね。
たなかひろのぶさんの著書はこちら
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以下はアマゾンの商品説明より抜粋。
内容紹介
国内外で活躍を続ける写真家・アートディレクターのワタナベアニ氏による初著書。海外と国内とを行き来する著者による、この国の「哲学」について。「自分がしたいことを考えず、与えられたことだけをこなして自分を騙してしまう。これが哲学の不在です」と、著者はそう語ります。私達はいま、自分に正直に生きているでしょうか。“大人の幼稚さを通過して、もう一度純粋な子どもの目を取り戻”したい、そんなあなたへこの本を贈ります。哲学の世界へようこそ。
著者について
1964年横浜生まれ。写真家・アートディレクター。広告プロダクション、株式会社ライトパブリシティ勤務を経て、独立。「45R」などのクリエイティブディレクションを手掛ける。日本テレビ『anone』ドラマポスターで日本写真家協会・優秀賞を受賞。雑誌・広告・ファッションカタログ、国内外での写真展を中心に活動。