2022.5.24(火) 最終更新日2022.5.24 15:18
樋口直哉さんの林檎タルトを作ってみた
苦手だったお菓子作りに最近少しずつハマってきているのではないかと錯覚している今日この頃。
昨日は林檎のタルトを作りました。
どこかのお店の味を目指したわけではなくとあるお店の林檎タルトの写真を見てからこんな風にラフな作り方でもできるんだ!と思ったのがそもそものきっかけでした。(写真を見ただけ。食べていません)タルトやパイは型があって生地をしっかり作って中身も別で作って・・・とかなり難易度高そうなお菓子と思っていたのでその写真を見た時なんだか惹かれたのでした。
そのお店は網走のソルトアンドサン。このブログでも前に書いたことがある素敵なcafeです。林檎タルトの写真はインスタを遡ると出てくるはずなので良かったら見てみてください。
とある日にインスタグラムで見たソルトさんの林檎タルトの写真は、生地は型に入れずフリーハンドで林檎をラフに包んで焼いて素朴なビジュアルで優しいお味も想像できて私を一気に「作りたい!!」という気持ちにさせてくれました。
それからネットでいろいろ調べましたが型無しのタルトの情報が少ないのとあのようなビジュアルの林檎タルトの写真がなかなかなくてレシピにたどり着くまで時間がかかりました。
ひょんなことからドンピシャのレシピを発見しその通り作ってみたらとんでもなく美味しかったので自分のメモのためにもブログに残しておきたいと思います。
材料は
- 強力粉150g
- 塩小さじ1/2
- バター(無塩)75g
- 冷水60㏄+酢小さじ1
- りんご1個
- (あれば上に塗るマーマレードやジャム等)
シンプル。
シンプル過ぎる原材料!!
英語でいうとショートクラストペストリーという名前の塩味のタルト生地なんだそうです。
では昨日の様子を写真で振り返ります。
粉とバターと水はよく冷やしておく。
バターは細かくカットしてから冷蔵庫で冷やしておく。混ぜる時も手早く行う。レシピではフォークでバターを潰しながら混ぜるとあるがけっこう力が必要なので手袋はいて手早く混ぜた。パン粉状くらいまで混ぜた。
このあと冷水を少しずつ加えてグルテンを作らないように注意しながら生地を混ぜていく。こねてはいけない。
これくらいバラバラでもOK。これをラップでまとめてかたまりにする。
20分冷蔵庫で休ませる。生地がちゃんと安定する。
下にはクッキングシート、上は便利シートという商品(クッキングシートでOK)
めん棒で厚さ3㎜くらいまで伸ばす。一方向にめん棒を動かし(手前から奥へ)90度回転させてまた奥へ伸ばすと言う感じでどんどんひろげていく。きっちり正確な円じゃなくても大丈夫。
このあと10分このまま生地を休ませる。
休憩って大事なんですね。
この辺でオーブンを予熱し始めるとよい。170度で焼いていくので200度位に予熱しておいた。
生地を休ませている間にリンゴをカットしておく。
生地にりんごを並べて生地の縁を折りこんでいく。
次はもっときれいに林檎を並べられるようにしよう。
上に砂糖を大さじ2弱くらいかけた。(てんさい糖)
この状態でオーブンへ入れて170度で55分焼く。今回間違って50分でスタートしたが50分でも仕上がり問題なさそうだったので50分しか焼いていない。
焼き上がったら熱いうちになにかジャムを塗ると良い(艶出し)と書いていたので冷蔵庫で眠ってたイチゴジャムを水で少しだけ伸ばして塗った。あんずジャムが一番合うとのことであった。どこで売っているのだろう。
この生地がとにかくうまい。サクサク。なかのリンゴは砂糖を少しかけてはいるがほぼそのままの味。あらかじめ煮たりしていないそのままのりんごを使うこういうレシピのほうがわたしは好み。
甘さ控えめなのでバニラアイスやホイップクリームを添えて食べるのもよいかもしれません。わたしはこのままで十分満足!
今回レシピを参照したのは作家兼料理家である樋口直哉さんのnote
この方のレシピはとても誠実でめちゃくちゃ信頼しています。科学的なアプローチから料理を論理的に解説してくださいます。
林檎タルト以外にもたくさんのレシピを公開してくれているので料理好きさんは必見です。