2018.5.11(金) 最終更新日2018.5.11 16:19
補聴器を片耳に装用する場合どちらの耳につけたらいいのか問題
補聴器は両耳につけるのが基本なのですが、予算的な問題や本人の希望などから片耳装用の方が多いのも事実です。
眼鏡は両目なのに補聴器は片耳。それほどに高い商品ですからね。
やむを得ず片耳に装用するとなったとき、
どちらの耳につけたらいいでしょうか。
補聴器を片耳に装用する場合どちらの耳につけたらいいのか問題
オススメしているのは聴力の良い方に装用
補聴器作成時には必ず聴力測定をしています。右と左の聴力を測ります。そのときそんなに左右差がないこともありますし、右だけ極端に聞こえ方が悪い、そういうケースもあります。
聴力に左右差がある場合、どっちに補聴器をつけるか。
当店の担当者のおススメは「聴力が良い方に装用する」です。
悪い方につけて聞こえ方を改善するんじゃないんだ!って、最初私は思いました。聴力が悪い方に補聴器をつけてしまうと例えば10のうち2しか聞こえていない状態だったとしてそれを8くらいまで改善させたいとなったとき、補聴器の力で6upしなくてはいけない。まあまあの体力を使うわけです。補聴器さん的には(笑)
でも、良い方につけた場合は、聴力がすでに10のうち5あったとして、それを8まで改善させるなら3upの労力で十分なんですね。補聴器さん的にはけっこうラクちんなんです。ということは補聴器の調整もスムーズということ。あわせやすくなる。
良い方を伸ばそうっていう考え方になります。
家の中で過ごすことが多い方は室内環境も考慮する
たとえばテレビといつも座っているソファの位置関係。食事をするときのテーブルでどこに座っているか。
それは、どちら側の耳から話しかけられたりテレビの音が聞こえたりすることが多いか。そこも考えてあげると良いケースもあります。右から音声が入ってくる事が多い環境なら右耳に装着する、そんな感じ。
職業的な特例
たとえばタクシー運転手。左から話しかけられますよねお客さんに。そうなると右と左どちらがいいかと考えた時、左の方がいいかもしれません。補聴器がお客さんから目に見えることでお客さんへの認知という意味あいもあると思います。この運転手さんは補聴器をつけているからそれを意識して話そうとか、無意識のうちにハッキリと大きめの声で話してくれるかもしれません。お客さんの話が聞こえないというのは業務に支障をきたすと思うのでタクシーに限らず特殊なケースは他にもあると思います。
今月の聞こえの相談会のご案内
5月23日(水)
10時~13時
場所は当店店内
参加無料です。はじめての方も遠慮なくお越しください。予約不要ですが時間帯によってはお待たせしてしまうこともありますのでご了承ください。
*当店でお買上げいただいた補聴器以外の聴力調整等はできません
*補聴器の空気電池は2種類店頭にて販売中です(PR41 PR48)
*無理な押し売り等もありませんのでご安心くださいませ