YODEN YOME SHINOBU - 田中 忍

ビーフカレーを美味しく作る最も大事なポイントは玉ねぎ炒めの工程で放置する勇気。

何度も書いているけど何度でもまた書きます。

「ちくわの穴の大きさに合わせてきゅうりをカットして詰めてください」と、一文で終わる話でもないので、それよりは少し、いやかなり高度な調理になるので何度でも書きます。

ビーフカレーのスパイスセットを買ってくれた方、これから調理する方、もしくは少し興味があってスパイス買おうかなと迷っている方、過去に作ったことがある方、はこの先読み進めてください。

それ以外の方には退屈なお話になりますのでこのブログから速攻で離れて、アマゾンプライムでお気に入り映画を探して観るのがおすすめです。映画「シェフ」を見ながらビールとか最高ですよー。はー、また観たい。

これはちくきゅう

そんでもって、ビーフカレーの作り方。

その中でも一番のポイントである玉ねぎ炒めの工程について。

販売中のビーフカレースパイスセットを使って作るビーフカレーの作り方について書きます。この方法以外にもビーフカレーの作り方は世の中にたくさんあります。あくまでも私のスパイスでの作り方のお話です。

タナカレー(ビーフカレー)

スパイスはこちらで販売中。

触りたいキモチをぐっとこらえて放置する勇気

目の前のコンロにフライパンや鍋がありその中に食材が入っていて片手にはヘラ的なものを持っていたとして。100人いたら99人がヘラで食材をかき混ぜて炒めるでしょう。なんとなく絶え間なくずっとかき混ぜてしまうでしょう。自然なことです。(まれに1人くらいは何もせずにぼーっと立っているかもしれません)

でも今からお話しする玉ねぎ炒めに関しては極端な言い方をすると「触らないで!」です。(真矢みきの言い方で)いや実際には要所要所で触って欲しいんですけどずっとはいやなんです。ずっとは触っていて欲しくないんです。ってなんのはなしだこれ。

まずはお肉を解凍して

炒めて

圧力鍋入れて

っていうこの辺は端折ります。

ツイートもしましたが玉ねぎを【触らない勇気】のはなし。

みじん切りの玉ねぎを炒める工程があります。塩ひとつまみを玉ねぎにさっと混ぜて(玉ねぎの水分を抜く目的で使う塩)油もさっと絡んだなと思ったら鍋底に平らにならしてここで【放置】します。ドンタッチミーです。相手はいかにも触って欲しそうにこっちを見て来ますがぐっと我慢の瞬間です。時間にしてだいたい2分位でしょうか。

なんていうか「焼く」という表現が一番近いですかね。炒めるよりも両面を焼く。火加減はずっと中火。弱火に落としていきたいキモチも触りたいキモチと共にグッと我慢してここは限界まで放置してください。もどかしい2分間。触れたいのに触れられない。こんなにも目の前にあるのに。。。手を伸ばせばすぐそこに。。。ってだからなんのはなし。

焦がすくらいの気持ちで。

でもあくまでもそれくらいの気持ちという意味で。ぎりぎり焦がさない程度に。

・・・

って、めちゃむず。

 

大丈夫です。ここは大胆に焼きましょう。2分位の焼きタイムが終わったら一度ヘラでひっくり返すように焦げ目がついた側を上にするようにかき混ぜます。そしたらまた【放置】する。

これを繰り返してトータルで15分位玉ねぎとの攻防戦を繰り広げます。ながー。

こうだったものが

15分後にはこうなります

玉ねぎの水分を飛ばすことが目的なので15分経ってもまだべちゃっとしていたらもう少し炒める時間を延長して水分を飛ばしましょう。

カレーの素完成

すりおろしにんにくやしょうが、トマトペーストを混ぜて炒める工程を経て、スパイスセットに入っている②のパウダースパイスを入れて炒めるとカレーの素が完成です。ここにお肉と水(煮汁)を入れて煮込めばタナカレーの完成となります。

1時間煮込んだ後のビジュアル

この時、色がもっと薄かったりする場合はやっぱり玉ねぎの炒め方が十分じゃなかったと考えられます。コクとか深みとかほのかに香る甘み的な部分にとっても関係してくる玉ねぎ。ビーフカレーに限らずどのカレーを作る時にも玉ねぎって大事ですよね。

是非、限界すれすれまでじっくり焼いて脱水しきった玉ねぎをお試しください。

今までのカレーがさらに美味しくパワーアップすると思います。

出来上がりました、いただきます!

なんか美味しそうー、そのスパイス使ってビーフカレー作ってみたい!!とか思ってくれた人はこちらからどうぞ。ありがとうございます

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ようでんのヨメ 田中 忍(シノズ)

1974年生まれ水瓶座。結婚3年目に「まちのでんきや」という未知の世界に足を踏み入れ今年で14年目。 店舗内で接客を担当。 毎月の料理教室、SNS、販促関係全般、補聴器が主な担当業務。最近はシノズキッチンでスパイスセットを販売している。 毎日更新のブログでは「まちのでんきや」の仕事内容や、家電にまつわる情報、料理のレシピを発信。 「ダイエットしなきゃ」と言いつつビールを飲むことが何より大好き。

PROFILE

今月のテーマ

カレーに添えてもいい感じな野菜の副菜3選ちょっとした箸休め的おかず。野菜の副菜です。カレーに添えるのがおすすめですが単独でも酒の肴になりお弁当にも行けるマルチなおかず。簡単ですので是非お試しください。

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