2017.9.26(火) 最終更新日2017.12.29 17:08
言葉を大切に。言葉にできない「なにか」も大切に。
ことばにできない。
こんにちは。ようでんのヨメ忍です。
今日は聞こえ相談会でした。補聴器を毎日使っているユーザーさんがメンテナンス目的で月に一回のこの日にお店に来てくれます。
それぞれのお客さんによって対応の中身も変わってきます。
聞こえ方がみんな違うし環境も違うし感じ方も違う。だから丁寧に話を聞きながら毎月対応しています。
主に補聴器相談員の左近さんが一手に引き受けメンテナンスしてくれる時間。
耳垢掃除ちゃんと家でしてくださっている人、たまたまボタン電池逆さに入れちゃって聞こえてなかった人、聞こえ方がイマイチ小さくて調整したらバッチリになった人、色々ですが月1でお顔見せていただけるとこちらも安心です^ ^#聞こえ相談会 #補聴器#電池交換不要充電式タイプがオススメ pic.twitter.com/IkS87H9ww2
— シノズキッチン料理教室 田中忍 (@yoden1490) September 26, 2017
話が聞こえるかどうかってとても大事。
人とのコミュニケーションがとれるかどうかに大きくかかわってくるから。
よく、テレビの音が聞こえなくて困るから補聴器つけたいっていう人がいるけど、テレビの音は所詮「音」なんですよね。
究極イヤホンしながら自分だけ音を大きくしていたら聞こえる。
でも会話はそうはいかない。
補聴器は主に人とスムーズに会話できるように調整していくものだと思ってます。
もっともっとメガネみたいに補聴器が普及したらいいなあって思う。
少し聴力が落ちたくらいでひととの関わりが円滑にいかなくなるなんて。とってももったいない。
今は補聴器そのものの見た目もバリエーションがたくさんあって、電池交換がいらないものだってある。
充電式ということね。
無接点方式の乗せるだけ充電っていうのも最近登場しました。
一見すると補聴器に見えず今流行りのイヤホンかな?っていうのだってある。
普及させたいなーっていう我々販売店のキモチと補聴器だけはつけたくないという本人のキモチと、着けてほしいと願う家族のキモチと、一筋縄ではいかない世界なのですがコツコツ啓蒙していかないとですね。
そんな「コトバ」のやりとりがとっても大事だよっていう話を最近あちこちで見かけます。
今日の藤村氏のブログは「言葉は力がある」というタイトルでした。
たしかにそう。強く共感すると同時に、一方では大事なことほどうまく言葉に出来ないという経験もたくさんしています。
たとえば。
私のどこが好き?って聞かれてはっきりと答えられる男性はどれくらいいるでしょう。
ぼくのどこが好き?って聞かれてはっきりと答えられる女性がどれくらいいるでしょう。
お友達に、わたしってどういうところが長所かなって聞かれて的確に伝えられる自信があるでしょうか。
具体的に答えることも可能と言えば可能だけど、それだけで表現できない「なにか」に人は惹かれてその人を好きになったりするものです。
第三者にちゃんと伝えられずもどかしさを感じたことのある人は多いんじゃないかな。
そしてなにより本人にそれを伝えられないことこそが歯がゆかったりしますよね。
でも「好き」に変わりはない。
そんなときにもうまく言葉で表現できたらいいなって思う。でもその表現しきれない「なにか」のほうこそが大事だったりもする。
うまく表現できない「なにか」。その人だけが発しているあいまいだけど独自の「なにか」。
そういう漠然としたものを伝えられるように頭を使っていくこと。考えること。そういう訓練も必要なんだね。
毎日こうしてブログを書いたりSNSに投稿したりお客さんにわかりやすく伝えるためのコトバを探して発していったり。
毎日の積み重ね。そういうことって意識していかないと変わらない。
わたしもコトバを大切にして日々過ごしていこう。
そして、やっぱり言葉にできないほうの「なにか」についても大切にしたいな。